自治研センター講演会「環境問題入門」を開催
12月5日(土)、自治労とやま会館において、富山県立大学工学部准教授で自治研センター環境部会長の立田真文さんを講師に、「環境問題入門」講演会を開催しました。立田先生は、海洋プラスチックチックごみ、地球温暖化と異常気象、環境ホルモン、家の中の危険、水、廃棄物、生物多様性など、環境にかかわる問題について多岐にわたってわかりやすく問題点を解説されました。
海洋プラスチックごみ問題では、レジ袋を含むポリ袋に多くの関心が集まっているが、海岸に漂着するごみの0.3%程度であり、飲料用ペットボトル(12.7%)、ライター、注射器、発砲スチロール片等(26.9%)などについても関心を持つ必要があることが指摘されました。
廃棄物問題では、リサイクルの重要性に触れ、再利用(そのままの形で再度使う)、再資源化(形を変えて使う、必要なものを取り出す)、熱回収(燃やした時の熱を利用する)など、一層のリサイクルの必要性を訴えました。
生物多様性では、地球上には3000万種の生物が生息しているが、毎年4万種が絶滅している現状を紹介し、その要因となる無理な開発、環境汚染、気候変動、里山などの手入れ不足、外来種による生態系のかく乱、資源の過剰利用などに問題意識を持つ必要性が指摘されました。