富山県地方自治研究センター第11回定時会員総会・研究会を開催

「人口減少時代の農業と食の行方」について学ぶ 

10月28日、当センターの第11回定時会員総会と研究会を開催しました。総会では、事業・決算報告、予算案及び理事の選任が提案され、いずれも全会一致で承認されました。

続いて行われた研究会では、ジャーナリストの山口亮子さんを講師に招き、「人口減少時代の農業と食の行方」について講演を受けました。

山口氏からは、日本の農業の弱体化、集落営農、労働力不足問題及び富山の農業の現状と課題について分かりやすく解説がありました。

その中で、農家の減少に対応するための集落営農が、さらに農家数の減少に拍車をかけている現状であり、それを解決するため広域化などの様々な取り組みが全国各地で行われていることが紹介されました。
講演後の質疑も活発に行われ、米価の問題など、今は農家にとっては困難な状況かもしれないが、数年後には需要に対して供給が追い付かなくなることも予想されるので、ここ数年の取り組みが将来を左右するだろうとの見解が示されました。