「ゆとりあるフィンランド流に学ぶ」2021年富山県地方自治研究集会を開催

富山県地方自治研究集会が、7月10日(土)、ボルファートとやまで開催され、フィンランド大使館広報部プロジェクトコーディネーターの堀内都喜子氏を講師として、「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか ~仕事も休みも大切にして自分らしく生きる~」と題した講演が行われました。

講演では、首都ヘルシンキがヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれる一方で、国連が毎年調査している幸福度ランキングで4年連続1位となっているフィンランドの国民の生活と社会について具体的に紹介されました。

残業はほとんどなく、週労働時間は平均37.5時間、有給休暇は100%消化、夏休みは1か月、在宅勤務は6割と満足度の高い生活を実現していること。その生活を支える経済は、明確な職務分担、役割分担と専門性、デジタル化、効率化、快適なオフィスづくりが進められ、国民1人当たりのGDPは日本の1.25倍と高い生産性を実現していることが紹介されました。
また、「人が一番の資源」と考えられ、生涯を通じた学び(教育)を国として保障していること紹介されました。

「真に大切なものは何か。それは家族などの大切な人と楽しく過ごす時間である」ことを学ぶ有意義な講演会でした。